『オイルランプHelmiとわたくし』


 Helmiに初めてであったのは、2006年の夏。

アラビアのファクトリーショップ♪

この年、ヘルシンキで生活する事になったわたくしたちが、生活に必要な食器を買いに出かけたその時でした。店頭で、生活必需品とは言えないHelmiを発見。その形とペイントに、まさに一目惚れ。男性に一目惚れなんてしないわたくしなのに、Helmiには、本当に心をうばわれました。
半月型の不安定な球状の底面と、Heiniが描いた魅力的なペイント!! 特に私のお気に入りは、白のペイントです。(赤と白とでは、模様も違います) ただ置いてあるだけでも絵になるHelmiですが、灯をともすと、パターンが浮かび上がり 更に美しさを増すんです。日本の手みやげは、食べ物が定番ですが、フィンランドではアラビアやイーッタラなどが喜ばれると聞いていた事もあり、フィンランドの友人宅を訪れる時には、いつもHelmiを持参し、みんなに、「見て見て。これ、素敵でしょ」 っと、プレゼントし続けました。今、我が家では3つのHelmiが活躍しています。主人も息子もHelmiが大好きです。
冬の朝日が昇らない朝、 もちろん、夕食時、そして、寝る前のひととき、Helmiのあかりをぼんやり眺めるのは、とても幸せな時間です。
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Helmiの魅力に取り付かれたわたくしは、その後Arabia社から発売されたHeiniの作品は、発売と同時に本国から取り寄せていました。ですが実は、Arabiaは陶器会社ですが、HeiniがペインティングしたRunoには、傘もあるんです。この傘は、なんとわたくし、ジャパンツアーが開催される三重の『ネリヤカナヤ』さんのネットショップで購入しました。今では日本でもHeiniの作品が購入可能になり、とても嬉しく思っています。
今回のジャパンツアーで、更にHeiniの魅力に迫りたいです。

T  DESIGN  STUDIO  喜多見智子